今回は引越し祝いについて書いていきます。中古住宅の購入や転勤など、新築祝い以外の引越しのお祝いについてです。
新築祝いとは異なるので新築祝いについてはこちらをご覧ください。
引越し祝いには何がある
引越し祝いにも色々あります。失礼のない表書き、金額にしましょう。
表書きはどうしたらいい?
漢字四文字の表書きを嫌う方もいますので、四文字以外の表書きにすることをおすすめします。
御新築御祝…新しく家を建てた場合・新築マンションを購入した場合・建売住宅を購入した場合
↓今回はこの二つの引越し祝いについてのマナーです。↓
御引越御祝・御新居御祝…中古住宅を購入した場合・中古マンションを購入した場合
御餞別…転勤や左遷で転居する場合・賃貸から賃貸への転居の場合
↓栄転祝いと移転祝いは別の記事でかかせていただきます。↓
御栄転御祝…栄転や昇進で転居する場合
移転御祝・祝御移転…会社が移転する場合
もし表書きに迷ってしまった際は、御餞別以外は「御祝」にして贈っても大丈夫です。
のしは必要?のし袋は?
のしは必要です。
のし付きで水引が紅白(5本)の蝶結びの物を選びましょう。
御餞別の場合はお祝いではありませんが、同様ののし袋で贈ります。
引越し祝いや餞別はいつ贈るの?
引越し祝いは、新築祝いと違い、引越し前に渡すのが一般的です。
引越しの前後は相手に迷惑がかかるので
引越し前なら1ヵ月から1週間前くらいに贈りましょう。引越し後は片付けが落ち着く2週間くらいまで待つ方が良いです。
引越しで荷物が増えると大変ですし、お金もかかる事なので、現金や商品券でのお祝いが一般的です。
餞別の場合は、会社の方でしたら辞令が交付された後に渡します。
会社全体で贈る場合は、会社での贈り方があると思いますので確認してみましょう。送別会などの集まりの際に渡すことが多いです。
個人的に贈る場合は感謝の気持ちを込めてこっそりと渡すのが一般的です。感謝の言葉やメッセージカードなどがあると気持ちも伝わりやすいと思います。
相場金額はいくら?
兄弟・姉妹…10,000円~50,000円
親戚…5,000円~30,000円
友人・同僚…5,000円~10,000円
先輩・上司…5,000円~20,000円
ママ友・ご近所さん…3,000円~5,000円
職場の場合は、部署などで一律で集めて贈る場合もあるので、特に個人的に贈る間柄ではない場合は会社の贈り方でみなさんで贈っても良いかと思います。
ママ友やサークルなどで贈る場合にも、全体で声をかけてみんなで贈ったりする場合もあるので、相談して決めてもいいでしょう。
贈り物は?
引越しの際は、火事を連想させる贈り物はタブーとされています。
例えば、キャンドルや灰皿、トースターなどは贈らないようにしましょう。
その他にも赤い物は火を連想させるとしてタブーとなっているので気を付けましょう。
引越し後に渡す贈り物でしたら、自分で選べるギフトカタログなどが人気のようです。
引越しの際は荷物になるものは困る場合があるので、現金や金券の方が喜ばれます。親しい間柄でしたら何か欲しい物があるか聞いてみてもいいかもしれません。
上司への贈り物は、踏みつけることを意味する、靴や靴下、絨毯などはタブーとされています。
その他にももっと働くことを連想させる鞄や時計などもタブーです。
引越しの内祝いは?
引越しが落ち着いた1ヵ月~2ヵ月くらいに準備をしましょう。
頂いた物や金額の1/3~1/2くらいの金額で贈るのが一般的です。日用品やタオル、菓子折りなど感謝の気持ちを込めて選びましょう。
のし紙は水引が紅白の蝶結びのものを選びましょう。
表書きは「内祝」「御礼」
水引の下には姓のみか世帯主の名前を書きましょう。
餞別の場合はお返しはいらないです。
引越しが落ち着いたらお礼状などを贈ってもいいかもしれません。
どうしてもお返しをしたい場合は、相手が気を使わない程度の菓子折りや引越し先の名産品などにしてもいいかと思います。
最後に…
上司や目上の方に贈る際は、タブーなものが結構あるので気を付けて贈りましょう。
引越しはお金がかかることなので、かさばる物ではなく、現金や金券が喜ばれるようですので参考になればと思います。
最近では、電子マネーやチャージタイプのギフト券を贈る方もいるようです。友人など親しい間柄の際に贈ってもいいかもしれません。