病院へお見舞いに行く際にもマナーがあります。
入院中の相手に失礼のないように、適切な立ち居振る舞いをしましょう。
目次
お見舞いで気を付けること
入院直後・手術前後にはお見舞いに行かない
入院直後や手術前後に伺うのは、相手にも相手の家族にも失礼にあたりますし、とてもデリケートになっています。入院後1週間くらいしてからお見舞いに行くようにしましょう。お見舞いに行く際には家族や可能なら本人に事前に確認してから伺いましょう。
短期入院はお見舞いではなく退院祝い
基本的に2~3日の短期入院の場合はお見舞いには行かないです。お見舞いよりも、退院のお祝いを持ちながら元気になった姿を見に行きましょう。
面会時間は短めにする
面会の時間は20分程度にしましょう。療養するために入院していますので長居は禁物です。
大人数で行かない・子供はできれば連れて行かない
大人数や子連れだと相手に負担をかけてしまうのでやめましょう。特に大部屋だと小声での会話になるので気を使わせてしまうことになります。
病状については聞かない
病状について本人に問うのは避けた方が良いとされています。「大変ですね」などの同情する言葉も避けましょう。
お見舞いを現金で渡す場合の渡し方や相場
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金額の相場は
親戚・兄弟・姉妹…5,000円~10,000円
友人…3,000円~5,000円
職場関係…3,000円~5,000円
のし袋は、水引が紅白の結び切りの物を選びましょう。
表書きは「御見舞」です。
のし付きはちょっとと思う方は白無地の封筒や左に赤線の入ったものでもいいです。お見舞いと書いてある袋も売っていますので、そちらを使用してもいいでしょう。
お祝い事には新札を普通は入れるようにしますが、お見舞いの場合には新札は失礼にあたるのでやめましょう。
お見舞い品は何が良い?ダメな物は?
一般的なお見舞い品には
小説や雑誌、お花、お菓子、果物、飲み物、置時計等の小物類、テレビカードなどがあります。
ですが、タブーな品物も多いので注意が必要です。
タブーな品物
植木鉢の植物…根付くという意味があり、入院が長引くとされています。
シクラメン・ナデシコ…「死」「苦」を連想させます。
菊や白い花…葬式を連想させます。
その他にもタブーとされている花がまだありますので、心配な方は、花屋でお見舞いに持っていく旨を伝え一緒に選んでもらうことをおすすめします。
病院によっては、感染症予防のため、生花を全面的に禁止しているところもあるので確認してからの方が良いでしょう。
日用品…長期間の入院を連想させます。
お菓子などを持っていく場合は、相手に食事制限がないか確認しましょう。
その他にもにおいが強い物は避けましょう。
最後に…
葬式を連想させる全身黒い服も避けた方が良いでしょう。
長居をしたり騒いだりせずに、相手に負担がかからないように配慮してお見舞いに行きましょう。